天才数学者ラマヌジャンをご存知だろうか インドの魔術師と言われ、32歳の若さでこの世を去った

天才数学者ラマヌジャン-「奇蹟がくれた数式」を観て-

はじめに

ラマヌジャン」という名前を聞いて、これがインドの有名な数学者であると知っている人は、数学通か相当な物知りである。
数学が好きな人にとっては、何とも言えない響きを有しているその名前は、一般の人には何の興味も呼び起こさないものだと思われる。

ラマヌジャンは、「インドの魔術師」と言われ、32歳の若さでこの世を去った夭折の天才数学者である。
このラマヌジャンの短い生涯を表した映画作品である「奇蹟がくれた数式」(原題:The Man Who Knew Infinity)が、2016年10月に公開された。
この原作は、1991年にロバート・カニーゲル氏によって著された「無限の天才―夭逝の数学者・ラマヌジャン」(田中靖夫氏翻訳)である。

今回は、このラマヌジャンについて、紹介したい。なお、ラマヌジャンについては、藤原正彦氏がその著書「心は孤独な数学者」(新潮社)、
天才の栄光と挫折 数学者列伝」(新潮社)(文春文庫)等で紹介しているので、詳しい内容に興味がある方はこれらの著書を参照していただきたい。

http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=55292