誰にも見つからずに、27年間森の中で孤独に暮らしていた男が逮捕される。

アメリカ・メイン州のキャンプ場では、数十年にわたって食糧や日用品の盗難事件が多発しており、
誰にも見つからない窃盗犯の存在は地元で「North Pond Hermit(ノース池の隠者)」と呼ばれていました。
長年にわたって警察も手を焼いていたこの犯人がようやく逮捕されたのですが、
なんと男は他者の接触を一切絶ち、27年もの間森の中で1人で暮らしていたことがわかりました。

メイン州のノース池付近で、27年間にわたって生活を送っていたクリストファー・ナイトという47歳の男が逮捕されました。
ナイトは付近のキャンプ場から食糧、生活物資や本などを盗んで生活していたとのこと。
逮捕当時のナイトの身なりは清潔で、髪の毛やひげはしっかり整っており、そのまま街中に出ても怪しまれることはない状態だったそうです。
現在はケネベック刑務所に収監されており、複数件の窃盗罪で5000ドル(約54万円)の罰金も科されています。
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警察によると、ナイトはローレンス高校を卒業した2年後に森での生活を始め、徹底して人との関わりを避けていたとのこと。
人に見つかることを恐れて一度もたき火をしたことはなく、氷点下の夜は「モーテルにチェックインすることを夢見ていた」とナイトは話しています。
ナショナルジオグラフィックによると、ナイトは毎日午前2時30分に起床してキャンプ場の周りを歩くことで、厳しいメイン州の冬をやり過ごしていたそうです。
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そんな生活を続けていたナイトは、森に入ってから他者と接触することは一度もなかったとのこと。
1990年代半ばに一度だけ森の中で人と遭遇した以外は、警察に逮捕されるまで誰とも会話を行わなかったそうです。
普段は読書や瞑想をして過ごしていたと供述しており、盗んで手に入る本ならどんな本でも読んでいました。
ナイトは人里離れた場所で生活していた動機について詳しく語っていませんが、「隠者」に興味を持っていたことや、「ロビンソン漂流記」を愛読していたことなどがわかっています。

 

 

誰にも見つからずに27年間森の中で孤独に暮らしていた男が逮捕される
http://gigazine.net/news/20170417-north-pond-hermit-arrested/