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水素でFCVとか言ってたトヨタ ついに苦渋のEV路線へ転換へ

[上海 19日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)はこれまでの開発戦略を180度転換し、
電気自動車(EV)開発に本腰を入れざるを得なくなっている。
業界内で次世代自動車の主力はEVとの見方が強まる一方であることに加え、中国の政策に背中を押された形だ。

ごく最近までトヨタは、電気のみで走行する100%EVに背を向け、
次世代車として水素式の燃料電池車(FCV)開発を積極的に進めていた。
2013年、ガソリンと電気のハイブリッド車プリウス」の生みの親の内山田竹志会長は、
水素電池車は従来の燃焼エンジンに対する「実際的な代替役」だと語り、
EVが使われるとしても近距離用に限定されるとの見通しを示した。
同社はモーター搭載式のハイブリッド車プラグインハイブリッド車(PHV)が水素電池車への
橋渡し的存在になると予想。14年にはついに初の水素電池車「MIRAI」の販売を開始した。

ところが昨年末、長距離走行可能な100%EVの開発を始めると表明し、
豊田章男社長直々に指揮を執る新部門を立ち上げた。
業界専門家によると、2020年ごろには販売にこぎ着けるはずだという。

あるトヨタ役員はこうした方針変更について「苦渋に満ち、胸が痛む」と表現している。

トヨタに姿勢を変えさせた大きな要因は、世界最大の市場である中国にある。
同国政府はクリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた厳しい燃費基準導入を計画しつつあり、
世界の大手メーカーは試練にさらされている。

2017年 04月 20日 11:46 JST
http://jp.reuters.com/article/autoshow-shanghai-electric-idJPKBN17M08E